突然手足がとても痛くなったら!急性動脈閉塞症を疑ってすぐ病院へ!-しびれの足ドク-

動脈硬化の病気については、バージャー病や閉塞性動脈硬化症など、慢性動脈閉塞症のところでも何度か触れてきました。これらは、しびれなどから始まり、ゆっくりとした新興の病気でしたが、急性動脈閉塞症は、急に始まり、急激に悪化することの多い病気です。

慢性動脈閉塞症は、1本の動脈が詰まってしまっても、そこから先へのバイパスのような新しい血管が自然とできることが珍しくありません。この新しい血管が、血液の流れを自然と保ってくれるため、急に大変なことになる例は少ないのです。

急性動脈閉塞症は、急に動脈が詰まる病気です。鋭い痛みとともに始まりますが、そのあとの対処も急がなくてはいけません。

急性動脈閉塞症の始まり

突然手足に痛みが走ります。かなりひどい痛みで、ショック状態になることもあります。起こりやすい部位は、

・太ももの付け根(総大腿動脈)
・膝の裏側、少し上(浅大腿動脈)
・ひざ裏(膝窩動脈)
・内くるぶし(後脛骨動脈)
・足の甲の付け根のあたり(前脛骨動脈)

です。動脈硬化は全身に起こりやすいのですが、上半身に比べて下半身、特にspan class=”mark-green”>下肢での発生頻度の高い病気です。

強い痛みとともに、手足の先が冷たくなり、しびれます。うごかせなくなり、その部分を触っても脈が取れない場合は、急性動脈閉塞症である可能性が高いので、すぐに医師の診断を受けてください。

放っておくとどうなる?上記の症状が出たらすぐ病院へ!

治療が遅れると、詰まった部分の先の血管に血液が流れなくなります。その部分は細胞の酸欠状態を起こして、青白い状態からさらに青紫になります(チアノーゼ)。さらに、水膨れを伴ったむくみや、皮膚内で出血を起こした出血斑が現れます。

血液が流れない時間が長くなると、酸欠になった細胞はやがて壊死して黒くなっていきます。壊死した細胞が再生することはありませんので、その部分はspan class=”mark-red”>切断手術が必要になります。壊死が始まると、治療が難しくなります。血液の流れが止まると、血管の中にさまざまな物質が出されます。これが全身に回ると、今度は臓器に障害を起こします。

急性動脈閉塞症の定義づけは、次の5つの症状が出ているかどうかです。

・手足の痛み(pain)
・皮膚の色が蒼白になる(pale)
・動脈の脈拍が消える(pulselessness)
・しびれ(paresthesia)
・運動麻痺(paresis)

頭文字をとって5pと言いますが、この5pが起こったら、自分でできることは何もありません。救急車を使ってでも病院へ行ってください。

次ページ:急性動脈閉塞症の治療と予防法とは?血液はサラサラに保ちましょう!

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